まばたきしていると過去に生きることになる !? 未来へ向かって生きるための超簡単な方法とは
エアーズロックまでのドライブ、行きは四日間、帰りは二日半ほど車をずっと運転していました。
都市部を抜けてアウトバック(荒野地帯)にまで来てしまえば運転は単調で楽でした。ときどき道端で死んでいる動物や、3連結した長大なトレーラーに気を付けてさえいれば他には大して変化もないドライブでした。
このドライブでは色々な考え事ができたし思い付いた事も多かったんです。その中のひとつが「まばたき」。果たしてまばたきが私達の人生にどんな影響を与えているのかを考察しました。
今回は、まばたきから考察する、未来へ向かって生きる方法のお話です。
アウトバックのドライブは目が乾く!
エアーズロックへ向かう過程では、早朝のまだ太陽が水平線に昇る前から車をドライブし始め、夕方は日没から辺りが暗くなるまでずっと車を走らせていました。
アウトバック(荒野地帯)は空気が乾燥している事、そして車の中はエアコンをずっとかけっぱなしにしている事が重なり、目が乾きやすい状態にありました。
そういった理由から、運転していると瞬きの回数が多いことに気が付いたんです。
一体、どれくらい瞬きしているの?
ウィキペディアのまばたきに関するページによると、人がまばたきする回数は;
まばたきの回数は子供では1分間につき約5 – 18回、大人では男性が20回、女性が15回程度といわれている
そしてまばたきを1回するのにかかる時間は;
1回のまばたきの速さは平均で100 – 150ミリ秒だと言われている。
更に面白いのが;
まばたきをしている間は脳の一部が休止しており、まばたきの回数を覚えていないのはこのためであると言われている
だそうです。
まばたきで目を閉じているとき、その間の視覚情報はシャットアウトされてしまいます。その情報ギャップを補う為に脳みそはどうしているのか?実は「残像」を見ているのでした。
私たちは過去を見て生きている !?
仮にまばたきが1回に0.15秒かかって1分間の間に20回するとしたら、3秒は目を閉じている事になります。割合にすれば5%。
という事は、起きている時間の5%は現在だと思っているのに、実は過去の情報(=残像)の中で生きている、といえます。
日本人の平均寿命は83.84歳だとした場合、起きているときの約2.7年間は過去に生きているんです。でもそれって一瞬一瞬に細かく別れているので体感するのは困難ですね。
本当の「今」を生きるためには
「今」というこの瞬間は意識したときにはもう「過去」になってしまいます。今、有効な情報であっても激動の時代である現代においてはすぐに陳腐化してしまう傾向にあります。
ではどうしたら良いか? まばたきの例でいえば、目を閉じている時間が私達を5%、過去のものにしてしまうというのであれば、5%ほど未来を見て生活すれば採算が合います。
世間の動向や世界情勢、10年後や50年後を見通す事ができなくても、日々の生活の中における5%分の未来への準備や対策は容易にできるはず。
具体的な例でいえば、寝る前に明日の予定を全て立てて書き出し、ちょっとした脳内シミュレーションをしておく。それだけでも十分に効果があります。
まとめ的な考察
いかがでしたか? 普段は意識しないまばたき、その頻度と時間を考えてみると意外と膨大な量が使われている事に気付きます。
まばたきはほんの僅かな細切れ時間。だとしてもそれが積もれば山ほどの時間になります。ちょっとした時間も有効に、そしてちょっとだけ未来に向かって生きてみませんか?
それではまた!