なぜオーストラリアは「ラッキーカントリー」と呼ばれているのか?その理由を5つ検証してみた。

2016年9月12日

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オーストラリアに住む人は、オーストラリアの事を「ラッキーカントリー」と称しています。

日本も良い国ではありますが、日本人は日本の事をラッキーな国であるとは言いませんよね。(私は猛烈に思っていますが)

果たしてオーストラリアはどんな点がラッキーなのか。ここらへんとか、豪州の政府サイトを読んでみると、オーストラリアの人達はこの国のどの辺がラッキーであると考えているのかがわかります。

そんなわけで今回はオーストラリアのラッキー具合について検証してみます。

1.気候

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オーストラリアは大陸であり様々な気候が分在しています。

亜熱帯で常に湿度が高いエリアから砂漠、積雪のある山脈や一年中涼しい避暑地の様なエリアまで本当に多種多様です。このお陰で景観や季節の色など、素晴らしい自然の情景を見る事ができます。

住むに関しても、夏の暑さも冬の寒さも世界の国に比べてそれほど極端ではないで助かります。自然の恵みを見ても南国のマンゴーや寒い地域で収穫されるリンゴや柑橘類もオーストラリア産のものがたくさん出回っています。バラエティー豊かというのは良いですよね。

2.地理的条件

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オーストラリアは良い意味でも悪い意味でも、経済発展を遂げている国々と距離を隔てています。しかも日本同様、海にぐるりと囲まれている上に隣接した国と隔たっているのでトラブルも起きにくいのです。

経済的な意味では、他の大陸から立地的な隔たりとマーケット規模の小ささ故に世界から置いてけぼりを食っている感があります。しかしオーストラリアは、マイペースで実直に歩みを進めていて焦っている気配はありません。まぁ、それが良いところなんでしょうね。

3.ライフスタイル

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オーストラリアの労働環境をみると、労働は週五日間、平均労働時間は38.5時間。病気の場合の有給休暇は10日間あり、その他休暇は諸々あります。

一番の日本との違いは「あした休み下さい」と上司にお願いすると「ほいよ~」と気軽に休める事。やはり仕事と休みの感覚は違います

日本からオーストラリアへ来たばかりの頃は、日本式の仕事を頑張り方をしていて、風邪を引いていても不調の体を押して仕事に行っていました。しかし周りには非常に迷惑がられ「風邪をうつすから家に帰って寝てなさい」と追い返されてしまいました。

オージーは仕事のオンとオフを両方とも大切にします。だからしょっちゅう休みをとって充電したり気分の切り替えをしているのでしょう。その分、心のゆとりができる訳です。

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4.歴史

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オーストラリアの歴史は、白人がこの大陸に上陸してからのものでいえば200年ぐらいですが、1850年代にはゴールドラッシュがあり、諸外国からの移民が入ってきました。19世紀後半には白豪主義がしかれたものの、20世紀に入ってからはその門戸が開かれてイギリスやアイルランドに留まらす、ベトナム、ギリシャ、イタリアからの移民を数多く受け入れて来ました。

私が皮肉に思うのは、オーストラリアの移民の歴史は、世界の戦争や内紛の軌跡を追う事ができるという事。数年前はスーダンから、最近はシリアからの移民がニュースになっています。

しかし、こういった歴史的背景のお陰でオーストラリアは多種多彩な人種が入り交じる、独特な文化が形成されつつあるとも言えます。

5.多文化、多民族性

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オーストラリアの歴史とも関連して来ますが、歴史を辿れば常に移民を受け入れて来た国。国の政策として多文化(マルチ・カルチャリズム)を打ち出しています。これだけの多民族が生活習慣、宗教、食べ物などの違いがありつつも皆、共存している数少ない国です。

メルボルンの街なかを歩いていても肌の色だけでなく、来ている衣装や宗教的な装飾をまとっている人も多いです。でも別段それを気に留めるでもなく普通に生活しています。

公共料金の支払い用紙には幾つかの言語の案内が書いてありますし、必要とあれば公共に関するものには通訳・翻訳のサービスがるんですよ。例えば運転免許の試験を受ける際に通訳をお願いする事もできます。

まとめ

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オーストラリアのご近所、ナウル共和国。かつては教育・病院・電気代がタダで、結婚すると政府が2LDKの新居を提供してくれました。

ただ、ナウルの人は総じて、自分の国のことを「ラッキーカントリー」と呼んだりはしませんでした。

自分がラッキーであるかは、物事をどう捉えるかにかかっています。つまりは与えられた境遇に対して感謝できるかどうか次第でラッキーと感じるか、それとも当たり前の事として看過してしまうかの分かれ目があります。

もし、みなさんがオーストラリアに来る事があれば、みなさんだけの特別なラッキーを探してみて下さいね。

したらね~。

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