プロブロガーが見据える、これからの時代を切り開いて生きる条件とは?前原和裕・インタビュー後編

2018年2月13日

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前回の記事に引き続き、プロブロガーの前原和裕(まえはらかずひろ)さんのインタビュー。今回はその後半です。

前半ではプロブロガーになるまでの経緯、前原さんにとってブログとは、プロブロガーとして生きるという事について伺いました。

後半では更にブログの核心に迫った質問に答えて頂きました。また、これからブログを始めたい人、プロブロガーである前原さんが「読みたくなる記事」とは一体どんな内容なのか?

ではさっそくインタビュー後半のスタートです!

突き抜けた人になるために

Q. 突き抜けた人になるための具体的なヒントは?

インターネットからの情報だけ拾ってきちゃダメ。現地の一次情報を得るようにするのが大切ですね。

例えば私は高城剛さん(※)の本を読んでバイロンベイに行ったけれども、高城さんとは違う立ち位置でブログを書きました。(前原さんのブログのバイロンベイ記事リンク

そういった点を念頭においてブログをかけば、いつか差別化できてきます。思考として深いところを書ければ自ずと面白い記事になります。例えば台湾なら、台南(前原さんが住んでいる地域)の歴史を知った上で記事を書くとか。

誰をメンターにするのか、誰を目標にするのかも大切ですね。僕の場合は高城剛さんという存在がいました。

( ※ 高城剛さん=世界を股にかけノマド的に仕事をしているハイパーメディアクリエイター)

参考文献:

by カエレバ

Q. 新しい場所に行ったり環境をかえたときに、心がけてる事はありますか?

海外に行こうと思い立った時、友達の交友関係を一旦全てリセットしたんです。その時にいた友達は僕の価値観と相容れなくて、ありのままの僕の受け入れてもらえなかった。

僕も強い人間ではないし友人に否定的な事をガーガー言われたら心が折れるので連絡取らないようにしました。

大切な事として、

・付き合う人を選ぶ
・良い環境に身を置く
・お互いを高め合う存在になる

これはブロガー仲間でも当てはまりますね。この選択は間違ってなかったなと振り返ってみて思います。

Q. ワーホリに来ている人のブログで、どんな記事だったら前原さんが「読みたい!」と思いますか?

ワーホリを使ってプラスアルファな要素を探求している人の記事が読みたいですね。何かのステップのためにワーホリを使っている人。

ワーホリ自体が目標で終わる人は日本に帰国後、普通に就職するかフリーターか、次のワーホリの国に行くんじゃないのかという感じで、それはなんというか面白くないし、ワクワクしないです。読んでてワクワクするようなものが良いですね。特に読者に対してメッセージ性のあるもの。それは参考にしたいし、応援したいです。

例えばオーストラリアに来て寿司屋を始めようとか、そういった人のエピソードは面白いですね。誰かが頑張っているのを見るのが好きだし、影響を受けます。生き方やライフスタイルを見せて欲しいし、僕自身も動かされますね。

そういったものが、その人に「会ってみたいな、話してみたいな」と思わせる。熱い語り口だとこちらも触発されるし、そういった触発しあうグループに触れるのは大切だと考えています。

Q. どうしたら質問力をあげる事ができますか?

まずインプットをたくさんする事ですね。メルマガとか、ちきりんさんの本を読みましょう。

例えば、僕が急に新しいスポーツを始めても上手くはないでしょうけど、予め情報を読んでインプットしておけば、その予備情報が修得をよりスムーズにしてくれます。

僕はほぼ電子書籍で紙の本は買わないです。キンドルですね。(インタビュー時に前原さんのキンドルを見せてもらったら、膨大な量の書籍がインストールされてました)

by カエレバ

前原さんオススメの本

高城剛さんの本は面白いけど置いておいて(笑)

by カエレバ

 

坂口 安吾さんの著作で、自分の根底にあった常識をひっくり返してくれた本。

by カエレバ

 

視点が凄い違う、視点を変える事ができる本。

by カエレバ

 

登場するのは無名の人たちなんですが、なぜか記憶に残るような迷言が集められています。

by カエレバ

 

フランスの経済学者、ジャック・アタリが書いた一冊。ハイパーノマドについてや、今後、時間がどんどん貴重になってゆく話が印象深かった。音楽や本や映画などのエンターテイメントはどんどんタダに近付いていき、作家はトークセッション、音楽はライブで人に共有する事でマネタイズするようになる、と。

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Q. 今後のブログの目標は?

方向性として、サイト、観光系のミニサイトを作りたいですね。現在、ブログの内容がグチャグチャになってきてしまいました(笑)。

自分のブログは、働き方、周りの人の生き方、インタビューなど、気楽に自由に書きたいですね。

それと喋れるようになってみたい。あと本を出す事。(既に出版済み)

本に関していえば、最終的に商業出版では食っていけなくなるのではないかと踏んでいます。高城剛さん、ファッションブロガーのMBさんもトークをなさるんですよね。出版とトークライブがセットになっているんですよ。本を出すまでの経緯や想いを話していきたいですね。

Q. これからブログをやろうと思っていて一歩が踏み出せない人に一言!

もしブログを始めようと思いつつ今の凄いブロガーに憧れてて、今の自分には到底書けないと怖気づいているのであれば、僕を含めてブロガーの過去の記事を見て下さい。そんなに凄くないですよ(笑)。

そういった意味も込めて僕のブログの最初の方の記事は隠したり手直しは敢えてしていないんですよ。

最初の100記事まではH2タグとか知らなかったレベル。昔はシモネタ書いて外したり。そういった記事を見て安心してから始めたら良いですね。

あとブログで稼げて色んな国に行ける事。旅行に必要なお金は経費になるんですよ。

まとめ

グーグルの「イノベーションのための8ヶ条」のひとつにNever fail to fail(失敗する事に失敗するな=必ず失敗しろ)というものがあります。

何か新しい事、もしくは限界を突き抜けた事にチャレンジすれば、失敗は必ず伴うもの。この教訓は革新的な事に挑み、惰性に流されない様に戒められた言葉と受け取れます。

前原さんは失敗を恐れずに真っ向からチャレンジし、失敗したらそれを受け止めて、その失敗を糧にして更に前に突き進むスタイルを一貫して持ち続けて活動されています。

また、大量のインプット、そしてアウトプットの大切さも語っていた前原さん。書籍に関する博学さには驚かされると同時に、ブログや本の出版という形でアウトプットされています。正に有言実行ですね。

有言実行といえば、インタビュー時にはまだ執筆中だった書籍がAmazonより発売されています。『オーストラリアワーホリの歩き方』という本でワーホリでオーストラリアに行きたい人にとってはバイブルとも呼べる本に仕上がっています。

実はこのインタビュー、トピックを思いつくままに尋ねる形で敢行したので非常に長い時間がかかってしまいました。それにも関わらずひとつひとつの質問に対し真摯に答えてくれた前原さん。

私としても学ぶ事がたくさんあったインタビュー、前原さん 有難うございました。

前原さんの肉声が聞いてみたい、という人はポッドキャスト番組、「ジャスト・グローバル」でのインタビューに答えていらっしゃるのでそちらもどうぞ!

by カエレバ

 

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