ただ猫がいるだけじゃない!メルボルンの猫カフェは○○の空間だった!
みなさんは猫カフェに行った事がありますか? 日本ではお馴染みとなった猫カフェ。2014年にはオーストラリア初の猫カフェが、ここメルボルンにオープンしました。
この次第は、オーナーさんがハネムーンで日本に訪れた際に猫カフェを訪れ、そのコンセプトのとりこになってしまったそうです。そうしたカフェをオーストラリアでオープンする為にクラウド・ファンディングを使って資金を調達してオープンする事になったとの事。
日本にいた頃にはメイドカフェはまだ流行ってなかったし、猫カフェはもちろん、フクロウカフェや執事カフェなんぞは行った事がありませんでした。それなのにメルボルンで猫カフェに行けるというのは何ともラッキー事ではありませんか!
そんな訳で、私はメルボルンの猫カフェを訪れる機会に恵まれ、颯爽とお店へ向かったのでした。
今回は 普段ご紹介するカフェとは少々毛並みの違う、禁断の猫の楽園、キャットカフェ・メルボルンのお話です。
フリンダース駅から歩いてくるよりもセントラル駅からの方が近いですね。
隠れ家カフェのクリンパーを脇目に路地をずんずん進んで行くと窓辺に猫グッズがずらりと並んだ窓が目に入ります。
その上を見上げると、猫カフェの看板も出ています。2匹の猫がチェーンにじゃれついてるという粋なデザイン。
この界隈、私はよく来ているのに今まで全然気付きませんでした。もっと上を見て歩きまわるようにしなくては。。。
入り口からドアを通って受付へ。このお店は事前にオンライン予約と支払いができるので当日は至ってスムーズ。
セッションは1時間毎で、カンタンなと猫カフェのルール説明がスタート時にあります。
予約した時間よりも早めに到着したので、受付の脇にある猫グッズを物色します。
ねこグッズショッピングの空間
意外だったのが、猫関連グッズが充実していた事。しかも通常の猫関連ではなくて、普段はお目にかかれない様な変わったグッズが多かったです。
上の写真は、猫屋敷とクレイジーな猫おばさんとフィギュア。猫屋敷や猫おばさんという概念は万国共通なのでしょうね。
猫の指人形。手をすぼめて猫の気持ちになって指先を動かすのは、ちょっと大変。でもこれで猫の心が少しはわかるかも !?
猫カフェのネコさん達
ここのカフェにいる猫さんは全て保健所や動物保護団体から引き取って来たんだそうです。日本の猫カフェは血統書付きの猫が選ばれるそうですが、ここではそれぞれの猫の性格を見極めて連れて来るんだそうで。
それを聞いて後で納得したのが、どの猫さん達も大人しかった事。人に触られるのが割りと好きらしく、擦り寄って来る猫さんが多かったです。まぁ、ちょっと撫でるとすぐどっかに行ってしまうんですけどね。正に猫の性格の王道を行っている感じ。
猫カフェの施設
建物は1階と2階に分かれています。下の階はラウンジ、上の階はカフェになっていて自由に行き来ができます。
猫たちは猫専用トンネルがあるのでそこを通って気ままに動き回っていました。そのせいで時折、一方のフロアには全然猫がいなくてガランとしていたりします。そんな時は猫さん達を追っかけてフロアを移動しましょう(笑)。
猫たちの遊び道具やタワー、爪とぎ具、はたまた天井間近に架かっているハシゴなどがあり、きっと猫好きな人なら「おうちに置きたいな~」と思えるものが揃っています。
そんな豪華な設備が整っているのにも関わらず、上の写真右に写っている猫さん達、窓の外の鳥にご執心。
猫たちと「寝る」空間
さて、この記事のタイトルにもなっている「空間」というキーワード、猫さん達をベースにひもといて行きましょう。
そのトップバッターは「寝る空間」。活発に動き回っている猫たちがいるのと同時に、まわりの猫がどれだけ騒いでいてもひたすら寝続ける猫たちもいます。
これだけ周囲で賑やかにしているのにずっと寝ていられるのは、かえって清々しい限りです。上の写真の猫さんは撫でられようが何されようが、ずっとこのポーズを保っていました。
窓際に丸まって寝ていた猫さん。これだけ丸くなって寝ている猫さんを間近に見たのは初めてでした。なので「雪やコンコン」の歌はあながちウソじゃないな~と実感できました。
実はこのカフェ、心地良い暖かさの温度設定がなされています。そして見回せば寝ている猫たち。BGMには優しめのエレベーターミュージックが流れていて、どうあっても眠くなってしまいます。 私も猫さんに倣って、少しばかりうたた寝をしたんですけど、これまたまぁ、何とも気持ちの良いこと!
周りに何も気兼ねせずに寝ている猫さん達。そんな自由な姿に憧れて、自分を猫に投影させているのかもしれません。
猫に遊んでもらう空間
寝ている猫さんもいればアクティブに動き回っている猫さん達もいます。そんな猫さん達には遊んでもらいましょう。
遊び道具はたくさん揃っています。店員のお姉さんがじゃらし棒を振り回すと、飛び上がってそれをキャッチしようとしたりしていました。
まぁ、その向こうの猫さんはカリカリの方が関心事の様でしたが。
首まわりをかいてあげると「もっとこっちを掻いて」と首あたりを擦り付けて来ます。
猫の集会に参加させてもらう空間
猫の集会は物の本でしか読んだ事がありませんでしたが、今回初めて実物を目にしました。お互い何かを話しているのですが、それは想像の域を超えません。
まわりにいる人間は眼中に無いらしく、猫同志で不思議な会話を繰り広げていましたよ。
癒やしの空間
テーブルとイスが置いてあるスペースで、猫の事をそっちのけで本を読むふけっていると、何やら視線をかんじました。
ふと視線をあげてみると猫さんがこちらをジ~っと見ているではありませんか。そして上を見上げてみると。。。
ハシゴの上で寝ている猫さん。アクリル板が渡してあるのでぺったんこな猫さんが見られました。
これらの猫さんは近寄っては来なかったのですが、そこに「いる」だけでなぜかこちらが癒やされます。
本を読み進めてときどき上を見上げれば、ぺったんこ猫さんがしっぽをチロチロ動かしているのを見る。なんとゆったりしていて贅沢な時間の使い方なんでしょ!
まとめ
いかがでしたか? 猫が好きな人でも、それなりの人でも猫カフェの中の特別な空気感に触れる為に一度は行ってみましょう。
この猫カフェを再訪問した際、ご婦人(お客さん)がいらしてて、猫と積極的に遊ぶのではなく、猫の存在に癒やされつつ紅茶を飲みながら本を読み進めている方がいらっしゃいました。なるほど、こういった過ごし方もあるんだなぁと参考になりました。
毎日が忙しい日の連続だと、時間を有効利用する過ごし方をしっかりと考えなくてはなりませんが、意外と猫たちの方が時間の有効利用をガッツリとできているのかもしれませんね。猫たち、恐るべし。
したらね~。
Cat Cafe Melbourne (ホームページ & オンライン予約 instagram)
無休 10:00am – 6:00 pm (1:00pm ~2;00pm は休止)