思い込みの恐ろしさと愉快さ!日常生活に潜んでいた思い違いについてのお話。

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突然ですが物事を「思い込み」で間違って覚えてしまっている事ってありませんか ?

私は高校に入るまで雰囲気(ふんいき)という言葉を「ふいんき」と覚えていました。辞書でこの単語を引いてもなぜだか出てこない。なんだかおかしいなと思って更に調べていったら自分の間違いに気がついたという顛末。

英語で誤って覚えていたことを、オーストラリアに来てから気がついた単語はたくさんあります。

その一例として、カフェでよく出てくるメニュー「スマッシュアボカド」というのがあるんですが、実はこれアボド(avocado)なんですよね。私、恥ずかしながらずっとアボドだと思ってました。

間違って覚えてしまったのは高校の授業で習ったアボガドロ定数のせいだということにしておきましょう。

最近、自分が間違って覚えていたものに、もう一つ気がついたので今回はそれを皆さんとシェアしていきましょう。。。

『続・夕陽のガンマン』テーマ曲のリフ

上の動画は 「続・夕陽のガンマン」という映画のテーマ曲。冒頭部分に「ヒョロヒョロヒョー」とも「ピヨピヨピー」ともつかないリフ(繰り返される旋律)が入っていて、これを何度も曲中に耳にします。

この映画西部劇なので 荒野の上を飛ぶ トンビ(鳶)の鳴き声を模倣した音だとずっと思っていました。

日本ではこれに似た鳥の鳴き声ではトンビがいます。鳴き声の表記はピーヒョロロロロですよね。この既成概念のもと、上の曲の音は勝手に鳥の鳴き声だと思っていました。

ところが!調べてみると実は鳥ではないことがわかりました。では何の動物の鳴き声なのかと言うと。。。

実はコヨーテの鳴き声だった!

頭の中で勝手に思い込んでいた鳴き声、実は鳥とはかけ離れた動物、コヨーテでした。

上の曲の作曲家のエピソードによれば;

一連のリフに砲声や口笛が混ぜられているテーマ曲は、コヨーテの遠吠えに似せたつもりだったと彼は語っている

だそうで。この事実を知ったとき、私は腰を抜かすほどビックリしました。だって今までトンビが空に飛んでいるのを想像しながら曲を聴いていたのに、トンビが急にコヨーテに化けたのですから。

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そもそもコヨーテってどんな動物?

コヨーテといえば、ロードランナーをいつも追いかけているワイリー・コヨーテが有名(?)ですが、実際のコヨーテがどんな動物かというと;

オオカミの近縁種で北アメリカ大陸に広く分布、コヨーテはオオカミのようによく遠吠えをする。イヌ科ではイエイヌを除いては唯一いつも吠えるイヌであり、これが名の由来である。この遠吠えは明け方と暮れに行われ、一頭が吠え声を上げるとやがて他の個体も加わり、1 – 2分のコーラスになる。

(Wikipediaより。リンク元

この遠吠えの声を似せて作られたわけですね。コヨーテの顔ってきつねとイヌをかけ合わせたような表情をしていますね。

コヨーテの鳴き声音のオマージュを時折耳にする事もあります。上の曲はその一例。

まとめ

いかがでしたか?ちょっとした思い違いや誤った事実が、記憶のいろんなトコロに忍び込んでいるようですね。しかもずっとそれが正しいと思って暮らしてきたのだから余計にタチが悪い。

今回の私のような、思い込みからの間違いなら笑って済ませられますが、健康や安全に関する事だとシャレになりません。

油断ならないのが時を経ると事実が変革する場合。例えば以前は無毒だと思われていたヤマカガシというヘビ、実は毒蛇でマムシやハブよりも毒性が強い事が見つかったという事例もあります。

こういった思い違いというのは、人に指摘してもらわないとなかなか見つけ出すことができません。色んな人と接していろいろ教えてもらうのは大切ですね。会話の中に、自分が事実誤認している事に気付くヒントが隠されているかもしれませんよ。

それではまた!

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